コラム
再エネは万能じゃない?電力ひっ迫時代に求められる 蓄電池の“貯める力”
目次
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なぜ「電力は余っても困る」のか?
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再エネだけでは成り立たない現実
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蓄電池が変える電力インフラの常識
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脱炭素とビジネス、両立のカギは?
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共有型蓄電池ビジネスの可能性
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まとめ
🔶1. なぜ「電力は余っても困る」のか?
電力は“今”必要な分だけを“今”つくる必要があります。
過剰に発電してしまうと、送電網の周波数バランスが崩れ、
大規模停電のリスクを高めてしまいます。
これは発電よりも難しい「需給の瞬間制御」が求められる世界です。
電気を“水のように貯めて使えれば”というニーズが、蓄電池への注目を高めています。
🔶2. 再エネだけでは成り立たない現実
再生可能エネルギーは自然まかせ。
発電量が増えたとしても、需要と噛み合わなければ
大量の“使えない電力”が生まれてしまいます。
その結果、以下のような問題が現実に起きています:
・日中に太陽光発電が余って強制的に止められる
・夜間や早朝に電力が足りず火力で補う
・発電調整に莫大なコストがかかる
🔶3. 蓄電池が変える電力インフラの常識
蓄電池は、余った電力を「貯めておける」唯一の選択肢。
必要なときに素早く供給できるため、
需給バランスの乱れを抑える役割を果たします。
かつては揚水発電(ダム)で代用していた貯電ニーズを、
今はデジタルで柔軟に対応できる時代へと進化しています。
🔶4. 脱炭素とビジネス、両立のカギは?
企業や自治体にとって「環境に優しく、かつ利益を生む」事業が理想です。
蓄電池事業はこの両立を可能にする新しいソリューションといえるでしょう。
🔶5. 共有型蓄電池ビジネスの可能性
初期コストが高く見えがちな蓄電池事業も、
“共有型”モデルなら低コストでの参入が可能に。
複数の企業が共同で所有することで、リスク分散と収益の安定化を図れます。
比較項目 | 再エネ発電所 | 蓄電池事業 |
---|---|---|
発電タイミング | 自然任せ | 任意に供給可能 |
需給バランス対応 | 難しい | 柔軟に対応 |
政策依存度 | 高い(FIT/FIP) | 低い(市場連動) |
調整力の提供 | 不可 | 可能(需給・容量市場) |
以下のような特長があります:
・小規模から始められるスキーム
・安定需要を背景とした高収益が狙える
・中長期的な社会貢献としての価値も高い
🔶6. まとめ
✅ 電気は「発電量」よりも「タイミング」が重要
✅ 再エネだけでは支えきれない未来に備える必要あり
✅ 蓄電池は「使い切れない電力」の価値を最大化
✅ 共有型蓄電池モデルは投資と社会課題解決の両立に有効
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※本記事に掲載している内容は、すべて記事作成時点のものであり、
将来的な制度変更・市場動向等により変動する可能性があります。
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