コラム
今はこんなに苦しい!?30年前と現在で年収・生活はどう変わった?
いまや買い物はネット通販、出社せずに在宅勤務が当たり前など、
パソコンやスマホが普及し、30年前と比べて生活は変わってとても便利になったといえます。
一方で、お金の収支や使い道などに関してはどうでしょうか。
実は「昔に比べて家計が厳しくなっている!」と感じることがたくさんあるんです。
厳しい社会の今生きる若い世代は、お金とどう向き合っていけばよいのでしょう?
本コラムでは、身の回りで起きている
30年前と現在の生活変化の理由や、お金の比較をまとめてみましたので
最後まで読んでみてください。
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まずは、30年前と比べて現在の平均給与がどの程度下がっているか
国税庁の調査結果より計算しています。
◆平均給与額◆
2009年~2018年の10年間の平均給与額:約418万円。
に対して、親世代といわれる現在の60代が子育ての真っ最中の
1990年代の平均給与額:10年間の平均で約455万円。
なんと、30年前のほうが平均給与は約37万円も高いということなのです!
昔は銀行貯金をしていれば、何の対策をしなくても資産が勝手に増えた時代でした。
しかし、今の金利は30年前と比べると驚きの1630分の1。
この状態だと100年、1000年待っても、ほとんど資産は増えません。
◆消費税の場合◆
消費税においては、1990年時点で「3%」、2024年の現時点では「10%」。
なんと3倍以上の税金を支払い続けていくことになっています。
※場合より8%のものもあります。
例えば、10万円(税抜き)の買い物をする場合…
1990年 → 10万3,000円 のお支払い
2024年 → 11万円 のお支払い
これを1年間通して行った場合に、支払う消費税の合計額は…
1990年 → 120万円 +36,000円(消費税)
2024年 → 120万円 +120,000円(消費税)
およそ84,000円の差額となります。
年間で支払う消費税の金額がこんなにも大きくなっています。
◆社会保険料の場合◆
⑴ 国民年金保険料
1990年:月額 8,400円
2020年:月額 1万6,540円
なんと2倍近い金額です。
⑵ 厚生年金保険料
2004年~2017年:段階的な引き上げが実施されました。
増加率は状況、人によって異なります。
しかし、自己負担分の保険料率に関しては。2%前後上がっています。
⑶ 健康保険料
所属の健康保険組合により違いはありますが、増加傾向です。
例えば全国健康保険協会(協会けんぽ)の保険料率は、
1990年:8.4%
2020年:10%。
と増加傾向にあります。
◆退職金の場合◆
平均退職金
1997年:2,871万円 ※1
2018年:1,983万円 ※2
定年定職者の支給額は、1990年代と比較すると
およそ900万円弱、低下しています!
※1厚生労働省「賃金労働時間制度等総合調査(1997年)」大卒の男性定年退職者(勤続20年以上かつ45歳以上)の平均退職給付額
※2厚生労働省の「就労条件総合調査(2018年)」大卒・院卒者の定年退職者(勤続20年以上かつ45歳以上)の平均退職給付額
一生懸命に勤めぬいていてもこんなに金額に差がでていると
ショックを受けてしまう可能性もあります。
◆預貯金の利率の場合◆
郵便貯金の定期預金の比較をすると…
1990年:6%越え
2022年:0.002%
なんと今やお金を貯めていてもほとんど変わらないという
状況になってしまっているともいえます。
◆物価の場合◆
円安や燃料・資源価格の高騰の影響により、食料品、日用品、家電、電気代、ガソリン代など、多くの物価が値上がりしています。
毎月、総務省が発表している「消費者物価指数」を2022年6月と2023年6月で比べると、
総合:3.3%、
天候などに左右されやすい生鮮食品を除いた指数:3.1% で上昇しています。
内容量を減らすステルス値上げの商品も増えているため、
価格は据え置きできても
ここ数年で一般の家庭生活費は、10%近く上昇しています。
また税金のみではならず、都内の不動産の価格も暴騰しているため、
住むための家についてもお金がかかりどんどん毎月のようにお金は搾取されるばかりが現状であると言えます。
特に若者世代は、お金がないと理由で1人で生きていくという選択肢も増えているようです。
正社員ではなく非正規雇用者として働くという選択肢も最近では見かけるようになりました。
30年前と比較して、通信状況もかなり普及しています。
当時はパソコンやインターネットの状況が整っている家庭が珍しかったですが
現在はインターネットが普及して、何かしらの通信機器を保有している状況です。
そのため、固定電話の通話料は低下していますが
携帯電話やインターネットの通信料は2人以上の世帯での通信費用は
30年前に比べると、2倍になっていると言われています。
ただ現状をみていると、今すぐに給料も上がりにくい、
銀行にお金を預けても金利はほとんど付かないという状況が改善されるとは言い切れないと感じる人が多くいるでしょう。
給与収入の金額が同じの場合でも
給料から天引きされる社会保険料の金額が上がっているため、手元に残るお金は以前よりも少なるということが分かります。
さらに30年前と同様に稼いでいても、暮らしに使えるお金は少なく、
暮らしやすさはますます低下していくということも考えられますね。
手取り収入が減っているなかで、さらに長い老後に備えて
しっかり貯蓄もし、お金を増やすことを目指して資産運用を行っている人も増えました。
定年退職しても、老後の生活は25年~30年ほど続くことになります。
よくニュース等でも物価高の影響によりなど
日々取り上げられていますが、実際の身の回りで感じていることは多くあるのではないでしょうか?
そんな時に急がないために行っておく秘策はありますか?
身近にできる対策として、家計管理を徹底しておこなうことができれば
収入の支出入が目で見てわかるため、すぐに把握が出来るようになりますね。
ただ大きなお金が動くとなるとそうではありません。
今後も物価上昇は続くと予想されています。
頑張って働いて、貯めたお金の価値が目減りしないよう
「資産運用」を始めることが大きな第一のステップです。
現状、預金しているお金や現金で持っている資産の一部を
インフレに強いといわれている株式や不動産などの資産に置き換えておくこと。
今支払っている税金をもう少し軽減してみること。
新NISAやiDeCoなど活用していくこと。など
資産価値が下がりにくくできる行動をすることが大切です。
そのためEINSでは、今から出来る!
お金の役割をしっかりと把握するために様々なご提案をしております。
お客様の状況とニーズ、今までを踏まえた上で、
どの提案が最適な事なのかを考えてご提案させていただきます。
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