コラム
系統用蓄電池が必要とされる理由…
現在の日本では再生可能エネルギーが捨てられています!
電力需給のバランス調整で、2021年には1日最大約2GWの再エネ電力が廃棄されており、
それが2030年には最大約16GWまで拡大すると言われている現状です。
余った電気は系統用蓄電池に貯めておけば、無駄なく使い切ることができます。
太陽光や風力による発電方法は、発電量が天候や時間などに左右されてしまい、とても変動性が高いです。
一度系統用蓄電池に貯めてから需給に合わせて放電すれば安定した電源として使うことができ、
グリッド全体の安定性向上にも寄与します。
あまり知られていませんが、電気は市場で毎日取引されています。
太陽光発電が活発な昼間は安く、夜は高くなります。
その差は日によって違いますが、数千倍になることもあり、
安い時に充電して高い時に放電すればその価格差で大きなビジネスになります。
電気は生活をしていく上で必ず必要なものです。
需要は途絶えることはありません。そこで問題になっていくことは環境問題。
日本は2050年カーボンニュートラルの実現に向け、
太陽光発電や風力発電など再生可能エネルギーの
導入量を積極的に増やしていますが、これら太陽光や風力による発電方法は、
発電量が天候や時間などに左右されてしまいます。
系統用蓄電池を活用すればこの不安定な電源を安定化させ、
本来捨ててしまう電力を効率よく活用し、脱炭素へ貢献することができます。
◇海外市場
すでにアメリカや欧州などの主要国では、
大規模な系統用蓄電池が活用され、政策支援も開始されています。
様々な国で昨今、系統用蓄電池の設置・取り組みがニュースになっています。
各国は今後巨大化することが間違いない蓄電池市場に向けて、着実な措置を取っているのは明確です。
なおかつ、経済産業省の報告によると、蓄電池の世界市場は2050年に約100兆円になるとも言われています。
◇国内市場
その中日本でも蓄電池産業の競争力を上げるために政策が行われているのをご存じですか?
経済産業省は「蓄電池産業戦略」を発表し、国内蓄電池産業の国際競争力の強化に取り組み始めています。
また、調査会社の株式会社富士経済によると、日本国内の系統用蓄電池市場は
2023年度は約1.2兆円、2040年度には約3.7兆円にのぼるという予測がされています。
さらに、地震大国である日本において災害時の備えとしても蓄電池は大きな役割を担うため、
大きな災害時の停電があった場合、復旧まで蓄電池からの安定的な電力供給が行うことができます。
◇なぜ注目されているのか?
この系統用蓄電池 ですが、特に近年になって注目され始めています。
それは近年になって「収益性が高くなる」見通しになってきたからです。
その理由は、
1.電力市場の時間帯による価格差が大きくなった。(=利益が大きくなった)
2.蓄電池の初期導入費用が抑えられるようになってきた。(=費用対効果が高くなった)
といわれています。
◇系統用蓄電池の収益性はあるのか?
系統用蓄電池事業で利益を得るためには、蓄電池の初期導入費用を電気の売買の利益で回収する必要があります。
よって、蓄電池の価格が下がると、短期間に投資回収でき、収益性も高くなります。
蓄電池の初期導入費用が下がると「事業参入のハードルが低くなる」メリットと「費用対効果が高くなる」メリットが生まれます。
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