コラム
省エネ促進の国民運動「デコ活」をご存知ですか?
環境省は、脱炭素な暮らしの実現をめざして2022年10月に始まった国民運動の愛称を「デコ活」に決まりました。
国民運動は、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて暮らしの分野でも大幅なCO2排出削減が求められるとして、
国民の行動変容を促す目的でスタートしました。「デコ活」が「クールビズ」のように社会に浸透するかが注目されています。
※「デコ活」とは
「脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動」の愛称であり、
二酸化炭素(CO₂)を減らす(DE)脱炭素(Decarbonization)と、環境に良いエコ(Eco)を含む
“デコ”と活動・生活を組み合わせた新しい言葉です。
環境省によると、国民運動は以下の四つの切り口を内容とします。
(1)デジタルも駆使した、多様で快適な働き方・暮らし方の後押し(テレワーク、地方移住、ワーケーションなど)
(2)脱炭素につながる新たな豊かな暮らしを支える製品・サービスの提供・提案
(3)インセンティブや効果的な情報発信 (気づき、ナッジ。消費者からの発信も含め) を通じた行動変容の後押し
(4)地域独自の(気候、文化等に応じた) 暮らし方の提案、支援
国民運動のポータルサイトでは、「新しい豊かな暮らしの10年後」として、
「太陽光発電の設備の設置で電気代が年間約5万3000円お得に」「食品ロスの削減で年間約8900円節約」
「毎日のテレワークでガソリン代が年間約6万1300円お得になり、通勤時間約275時間を団欒(だんらん)や趣味に使える」など、
家庭でできる具体的なアクションを提案。企業などに対し、このような暮らしを支える取り組みや製品・サービスの登録も
呼びかけています。
『デコ活』の愛称が決まったというだけではなく、幅広く使われて、
脱炭素につながる行動変容になっていくことが私たちが今、未来のためにできること…