コラム
資産防衛の舞台裏: 企業の未来を守るウェルスマネジメント戦略
どんな方でも生命保険の営業マンから商品の提案を
受けたことがあると思います。
万が一の時にお金に困らないように保険商品が提案されます。
その際、一生涯を通じて、お金に困るような事態に陥らず、
人生の様々なゴールにたどり着けるような人生計画を立てる「ライフ・プランニング」です。
ライフ・プランニングにおいて、最も重要なのは、緊急時の資金を準備しておくこと。
その次に重要なのが、人生三大資金を準備すること。
①住宅資金 ②教育資金 ③老後資金 の3つです。
ライフ・プランニングは老後の資金が不足することがないよう、お金の貯蓄もアドバイスします。
ただし、一生涯の人生でお金を使い切らないのであれば、
子どもへの円滑な相続を考えることが必要です。
相続対策は二世代間にわたる資産運用を考えるということです。
これが「ウェルス・マネジメント」です。
「ウェルス・マネジメント」は、家族全体の目標を達成することに焦点をあて、
子どもや孫までの世代を超えた長期にわたり、家族全体のゴールの実現に向けて、資産運用を考えることです。
具体的には、金融資産への投資、不動産投資、生命保険などの金融サービスだけでなく
税引後の現金を最大化するために、所得税や法人税、これらに加えて、目に見える資産以外のものです。
例えば、健康のための予防医療、子どもの教育や海外留学、後継者教育、
投資機会の獲得、趣味のためのエンターテインメント、レジャー、スポーツ、
旅行、食事、生きがいのための寄付や社会貢献など
目に見えない無形資産への投資や、幸福度を高めるお金の使い方まで検討します。
米国では、以前より認知されていましたが、2020年代に入りさらに進化して、
ウェルス・マネジメントの時代を迎えようとしています。
金融商品の販売から相続税対策など幅広いアドバイスの提供へとサービス内容は変化しています。
日本でも、今後は「ウェルス・マネジメント」が普及すれば、銀行や証券会社ではなく、
公認会計士や税理士が資産運用をアドバイスするケースが増えてくることでしょう。
一度、顧問税理士に相談してみてはいかがでしょうか?