中小企業向けに系統用蓄電池を小口化・分譲販売を実施することで初期投資費用の圧縮に成功したスキームです
「系統用蓄電池って?」
「蓄電池ってどんな種類があるの?」「どんな投資メリットがあるの?」
「なぜ近年注目されるようになったの?」「どんなメーカーの製品があるの?」
などの疑問をお持ちの方も多いかと思います。
現状の系統用蓄電池ビジネスの課題は高額投資になり中小企業の参入が難しい傾向にあります。
EINSオリジナルプランの採用で系統用蓄電池の分譲販売を実現し、低コスト・早期回収により低リスクでより多くの方が再エネ事業に参入することが可能となりました。[分譲プランについてはこちら]
目次
- 01 「系統用蓄電池」とは
- 02 系統用蓄電池のメリット
- 03 なぜ最近になって注目され始めたのか?
- 04 市場の将来性
- 05 EINSが提案するオリジナルプラン
- 06 まとめ
01 「系統用蓄電池」とは
系統用蓄電池は、持続可能なエネルギー社会の実現に向けた鍵を握っています。
その進化と導入は、環境への貢献だけでなく、エネルギー分野全体の効率性向上にも大きく寄与するでしょう。
系統用蓄電池とは、電力系統に直接接続される蓄電池のことです。
主な役割は、電力需要と供給のバランスをとり、電力系統の安定化に役立つとして注目されています。
例えば、太陽光発電や風力などの再生可能エネルギーは、天候により出力が変動するのが特徴です。
電力系統に接続する再生可能エネルギーの割合が増加すると、天候の影響によって供給量に大きく変動することになり、
出力制御(電力廃棄)や需要と供給のバランスが制御不能となり最悪の場合、大規模停電に陥る恐れがあります。
しかし、系統用蓄電池を活用することで余った電気を蓄えて、需要が高まる時間帯に電力を提供できるようになります。
これにより、電力を有効活用しながら環境にも貢献することが可能となるのです。
02 系統用蓄電池のメリット
市場取引への参入による収益化
系統用蓄電池には、市場取引を活用して長期的な収益を生み出すための投資としての側面があります。
3つの市場により収益を上げることが出来ます。
「卸電力市場」の取引においては、国内全体の取引電力量の約4割が日本卸電力取引所(JPEX)で行われており、その取引方法は、24時間を30分ごとに区切った48コマに分割し、1コマごとに電力量(kWh価値)の売買を行っています。
電力供給がひっ迫した際に、その調整力(ΔkW価値)を提供して収益を得る「需給調整市場」や、将来の供給力(kW価値)を取引する「容量市場」などがあります。これらの市場取引で系統用蓄電池の余剰分を活用することで、電力量(kWh)と供給力(kW)の両方で利益を生み出すことができます。
再生可能エネルギーの有効利用
蓄電池を活用することで、再生可能エネルギーを無駄にすることなく、有効利用できます。
電気は、蓄電池を使用しない限りは貯めておくことができないので、例えば太陽光発電の場合、天気のよい昼間につくられ余剰となってしまった電気は、使われないまま捨てられてしまうケースが大半です。しかし、蓄電池を使用することで余剰となった電気を貯めることができ、それを発電量が低下する夜間に蓄電池から放電することで、再生可能エネルギーを有効利用できます。
ピークカットによる電気料金の削減
蓄電池を活用してピークカットを行うことで、電気代の基本料金を抑えることができます。
電力使用量の少ない早朝・夜間に電気を蓄電池に貯めておき、昼間にその貯めた電気を使用することで、1日の電力使用量を減らすことなく、電気料金を下げることが可能です。
BCP対策
蓄電池の導入は、BCP対策にも効果的です。
BCPの策定と実施は、企業や組織がリスクに適切に備えるために不可欠なものですが、電力の確保はその重要な施策の一つです。
03 なぜ最近になって注目され始めたのか?
近年、電力価格の上昇と太陽光発電の増加により、価格の差が生まれました。
昼間の電力価格は低い傾向にあり、一方で夕方は非常に高くなります。この時、系統用蓄電池は安い電力を貯め、高い時間帯に電力を供給することが可能なため価格の差を利用してビジネスが成り立ちます。
安い電力を一時的に貯めておき高い時間に売電をする、価格差でビジネスにできるのは系統用蓄電池だけです。
またインフラ投資のため需要の途絶えることのない電力が収益源となる点もローリスクと捉えることができるのも注目されている理由です。
再生可能エネルギー
の課題解決
系統用蓄電池が電力業界の希望です。 電力の需給バランスを調整できる系統用蓄電池は今後ますます需要が高まると言われています。
法改正により
ビジネス環境整備
蓄電池を使った市場と取引が解禁されました。
将来性が見込める
電力卸市場
今後収益源である3つの市場が活発になるとより高い収益が見込めます。
04 蓄電池市場の将来性
経済産業省は、蓄電池産業の競争力を上げるため、「蓄電池産業戦略」を発表し、
国内蓄電池産業の国際競争力の強化に取り組み始めています。
日本国内の系統用蓄電池市場は、2023年度は約1.2兆円、2040年度には約3.7兆円にのぼるという予測がされています。
※株式会社富士経済より引用
経産省の報告によると
蓄電池の世界市場は2050年には約100兆円規模にもなると言われています。
定置用に関しては、20年の間に10倍の見込みですので今後益々、蓄電池への需要が高まることは間違いないでしょう。
系統用蓄電池は、脱炭素社会を2050年までに実現するために欠かすことのできない存在です。
太陽光・風力等の再生可能エネルギーは天候等の影響により発電量が大きく変動するため、電力系統の安定性に影響を及ぼす可能性があります。そこで、系統用蓄電池は調整力としての役割を発揮し、電力の安定供給への貢献が期待されています。
蓄電池市場は車載用・定置用ともに拡大する見通しです。
※経済産業省「蓄電池に係る安定供給確保を図るための取組方針」より引用
海外市場も含めた数字ではあるものの、2019年の蓄電池の市場規模が約5兆円であるのに対して、2050年には約100兆円の市場になると見込まれています。
市場規模のなかで定置用蓄電池の市場規模は車載用蓄電池の1割程度には過ぎないものの、家庭用・事業用を問わず導入が加速していることや、代替が困難な設備であることから、今後ますます市場規模が拡大すると予想されます。
05 EINSが提案するオリジナルプラン
EINSでは様々なメーカーの蓄電池を取り揃えています。
各メーカーごとの特徴や、お客様のご要望に合わせて高品質な商品をリーズナブルな価格でご提供します。
06 まとめ
系統用蓄電池は、今後の電力の安定供給と再エネ導入の加速化に欠かせないものとなっています。
国内でも導入を検討している企業が増えており、今後はより系統用蓄電池の需要拡大が見込まれています。
「蓄電池は、持続可能なエネルギー社会の実現に向けた鍵」
その進化と導入は、環境への貢献だけでなく、エネルギー分野全体の効率性向上にも大きく寄与するでしょう。
そして現在は認知度が向上している段階で参入する企業はまだ少ないため、事業化するのに最も適したタイミングです。
弊社では、どなたでも参入しやすいように低価格で系統用蓄電池の導入をご提案しています。
系統用蓄電池に関するお問い合せは、弊社HPお問合せフォームよりご相談ください。