コラム
2024.01.17
今はこんなに苦しい!?30年前と現在で年収・生活はどう変わった?
パソコンやスマホが普及し、いまやネット通販や在宅勤務も当たり前になるなど、
30年前と比べて生活はずいぶん便利になったように感じますよね。
一方で、お金の面についてはどうでしょう。実は「昔に比べて家計は厳しくなっている!」
というポイントがいくつもあるんです。
厳しい今を生きる若い世代は、お金とどう向き合っていけばいいのでしょうか。
まずは、30年前に比べて今の平均給与がどのくらい下がっているのかを
国税庁の調査結果から、計算してみました。
2009年~2018年の10年間の平均給与額は約418万円なのに対して、
親世代つまり現在の60代が子育て真っ最中だった1990年代の平均給与額は
10年間の平均で約455万円。
なんと、30年前のほうが平均給与は約37万円も高かったのです!
昔は銀行貯金があれば、何もしなくても資産が増えた時代でした。
しかし、今の金利は30年前と比べると1630分の1。
100年待っても、ほとんど資産は増えません。
このように、今の若者は親世代に比べて給与や退職金などの収入がダウン傾向であることに
加えて、社会保険料や税金、物価は上がっています。
手取り収入が減っているなかで、さらに長い老後に備えて
しっかり貯蓄もし、お金を増やすことを目指して資産運用も行うのも良いでしょう。